ファ――――――ック!
擂鉢山を制圧した時点で勝敗していたハズだ!
なぜそれから一月も戦線が維持されている!?
薄汚いクサレジャップどもめ!

って作品だと思ってたら全然違ってた。
『父親たちの星条旗』でアメリカ側の正義を描き、
『硫黄島からの手紙』で日本側の正義を描くことで、
日米の共に正義を示し戦争に善悪などない。
ってテーマを描きたいのだろうと考えていたんだけど、
原作は硫黄島での激戦と戦時国債の話が主だったのね。
そうなると
『父親たちの星条旗』では戦時国債の話をしないといけないから
アメリカ側の正義なんて描いてられないわなぁ。

しかし、『父親たちの星条旗』で戦時国債の話を描くからと
硫黄島での激戦を全面的に『硫黄島からの手紙』に回したことによる
戦闘の薄さには目を瞑るにしても
(初日周辺と最低限なエピソードしか描いていないの意。
 尺的にはけっこうやってた)
キャラの立ち位置を明確にするようなエピソードや
絆を育むシーンが足りなくて感情移入できないのがなぁ……。
もっとエンターティンメントするべきだと思うんだが。
(資金集めをするために英雄と祭り上げられた人の話を描くのに
 エンターティンメントすべきとは変な話だけど)

とりあえず来月の『硫黄島からの手紙』が楽しみだ。

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