最近Vectorから人が来てるので
月夜のストーリーの変遷についてでも話をしようかな、と。
制作時の時系列よりストーリーの流れを優先して解説しようと思うので
ごちゃごちゃした文になるかも。
当然ネタバレも含まれるのでクリアして無い方は見ないでください。
///////////////////////////////////////////////////////////
最初七海から話をもらった時点では
プロット量が足りなくてRPGフォーマットにするのが難しかったのと、
DQのような芸術的なフィールドマップを作成するのは無理だということで
現在のマップ形式にするということは初期の段階からほぼ決まっていた為
プレーヤーが行動を選択肢出来る箇所が欲しくて、
自由な順番で回れる3ヶ所の街&ダンジョンを追加。
その後のティファとの合流は、
初期プロットでは
クラク達が城下街にたどり着くと
クラク達を追いかけてきたティファが毒にやられていて倒れていたので
それを治すための薬を取ってくるというプロセスで、
ローザでさばくのひかりな展開だなぁと思ったもんなんだけど、
如何せん物語冒頭で血まみれで倒れて、
追いかけてきたら今度は特殊な毒にやられて倒れるなんて
ちょっとティファは足引っ張りすぎだろうと。
それと誰かが村に残る必要があったとはいえ
トラムが出番なさすぎてせっかくの名前持ちキャラなのに勿体無いので、
薬回収イベントの代わりに
ティファ達がクラク達を追いかけるイベントを挿入して
それをプレイしてもらう方向で話を調整。
仲良し4人組でパーティを組むダンジョンを一つは設けたいなぁ
とは早い段階から思っていたんだけど
合流後に海を渡るコトは第二稿辺りで決定していたので、
それに絡めて
「海賊のせいで船が出ないからみんなで海賊討伐してしまおう」
っというイベントをやるか。
でもそれだと思いっきりSOと被るんだよなぁ……。
と、海賊のせいで足止めを喰らっているなら自分らで海賊を退治しよう。
というのはよくあるプロットであるにも関わらず
実際採用に踏み切るまでは中々葛藤していたり。
その次の襲撃イベントでは
実はかなり後半まで
クラクが死に掛けてティファが力の片鱗を見せるプロットになっていたんだけど、
このシーンを見ることでセレシアが力に気づく方が良いだろうと、
現在の位置にシーンの配置を変更。
それに伴って襲撃イベントの重要性が低下したのと、
先の海賊退治イベントと連続でイベントが起こることになるので、
襲撃イベントは削ろうと思ったんだけど
ヴァルクが
「主人公らが街の危機を救って人々に感謝されるっていう
王道展開大好きなんだよねー」
と熱心に襲撃イベントの存続を希望したのでイベントを残すことに。
セレシア周りは性格以外最初からあまり変更はないんだけど、
今となってはセレシアのキャラを掘り下げるために
もう一つくらいダンジョンを用意するべきだったなーと思う。
ボクはセレシアが一番好きなんだけど
プレイヤーにはそう思ってもらえなかったようだし。
ラストは最初からハッピーエンドだったんだけど、
ボクは当時
リチャード・P・エヴァンスの【クリスマス・ボックス】
に感銘を受けた絶頂期だったこともあって
“離れても変わらない絆”
という事を描きたかので、
住む世界が違うとクラクとティファを引き離して、
でもこの想いは永遠なんだ。
2人はずっと一緒なんだ。
ってプロットに書き換えたんだけど、
七海としては
クラクとティファが一緒になるということは譲れなかったようで(まぁそれはそうだ)
でもボクが書き換えたという事は
そのままのプロットではダメなんだろうな、と。
悲劇性がないといけないんだな、と
勘違いしたらしく(あれがアレだったしなぁ)
フィスが死ぬ展開になって提出されてきた。
ボクとしては悲劇性が欲しかったのではなくて
“何事があっても変わらない強い絆”
というのが描きたかっただけなので、
2人が一緒になることが七海の譲れない条件なのであれば
その条件を最も優先する、
とボクのやりたいことは引っ込めて、
またその過程で歪んでしまい死ぬことになったフィスも救済して現在の形に。
一応ボクの頭の中では
「トラムはティファの事が好きでクラクとの三角関係勃発!」
とか
「セレシアは(自分では気づいてないけど)クラクの事が好きで
知らずうちにクラクとティファのラブラブっぷりに焼きもちを!?」
とかも考えていたんだけど、
設定として盛り込んでみるどころか
シナリオ決定段階ではメンバーにも一切話をしなかったなぁ。
それどころか本編ではいつの間にか
「トラムはセレシアにベタ惚れ!」
ってことに(ボクが)したし……。
謎だなぁ。
月夜のストーリーの変遷についてでも話をしようかな、と。
制作時の時系列よりストーリーの流れを優先して解説しようと思うので
ごちゃごちゃした文になるかも。
当然ネタバレも含まれるのでクリアして無い方は見ないでください。
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最初七海から話をもらった時点では
プロット量が足りなくてRPGフォーマットにするのが難しかったのと、
DQのような芸術的なフィールドマップを作成するのは無理だということで
現在のマップ形式にするということは初期の段階からほぼ決まっていた為
プレーヤーが行動を選択肢出来る箇所が欲しくて、
自由な順番で回れる3ヶ所の街&ダンジョンを追加。
その後のティファとの合流は、
初期プロットでは
クラク達が城下街にたどり着くと
クラク達を追いかけてきたティファが毒にやられていて倒れていたので
それを治すための薬を取ってくるというプロセスで、
ローザでさばくのひかりな展開だなぁと思ったもんなんだけど、
如何せん物語冒頭で血まみれで倒れて、
追いかけてきたら今度は特殊な毒にやられて倒れるなんて
ちょっとティファは足引っ張りすぎだろうと。
それと誰かが村に残る必要があったとはいえ
トラムが出番なさすぎてせっかくの名前持ちキャラなのに勿体無いので、
薬回収イベントの代わりに
ティファ達がクラク達を追いかけるイベントを挿入して
それをプレイしてもらう方向で話を調整。
仲良し4人組でパーティを組むダンジョンを一つは設けたいなぁ
とは早い段階から思っていたんだけど
合流後に海を渡るコトは第二稿辺りで決定していたので、
それに絡めて
「海賊のせいで船が出ないからみんなで海賊討伐してしまおう」
っというイベントをやるか。
でもそれだと思いっきりSOと被るんだよなぁ……。
と、海賊のせいで足止めを喰らっているなら自分らで海賊を退治しよう。
というのはよくあるプロットであるにも関わらず
実際採用に踏み切るまでは中々葛藤していたり。
その次の襲撃イベントでは
実はかなり後半まで
クラクが死に掛けてティファが力の片鱗を見せるプロットになっていたんだけど、
このシーンを見ることでセレシアが力に気づく方が良いだろうと、
現在の位置にシーンの配置を変更。
それに伴って襲撃イベントの重要性が低下したのと、
先の海賊退治イベントと連続でイベントが起こることになるので、
襲撃イベントは削ろうと思ったんだけど
ヴァルクが
「主人公らが街の危機を救って人々に感謝されるっていう
王道展開大好きなんだよねー」
と熱心に襲撃イベントの存続を希望したのでイベントを残すことに。
セレシア周りは性格以外最初からあまり変更はないんだけど、
今となってはセレシアのキャラを掘り下げるために
もう一つくらいダンジョンを用意するべきだったなーと思う。
ボクはセレシアが一番好きなんだけど
プレイヤーにはそう思ってもらえなかったようだし。
ラストは最初からハッピーエンドだったんだけど、
ボクは当時
リチャード・P・エヴァンスの【クリスマス・ボックス】
に感銘を受けた絶頂期だったこともあって
“離れても変わらない絆”
という事を描きたかので、
住む世界が違うとクラクとティファを引き離して、
でもこの想いは永遠なんだ。
2人はずっと一緒なんだ。
ってプロットに書き換えたんだけど、
七海としては
クラクとティファが一緒になるということは譲れなかったようで(まぁそれはそうだ)
でもボクが書き換えたという事は
そのままのプロットではダメなんだろうな、と。
悲劇性がないといけないんだな、と
勘違いしたらしく(あれがアレだったしなぁ)
フィスが死ぬ展開になって提出されてきた。
ボクとしては悲劇性が欲しかったのではなくて
“何事があっても変わらない強い絆”
というのが描きたかっただけなので、
2人が一緒になることが七海の譲れない条件なのであれば
その条件を最も優先する、
とボクのやりたいことは引っ込めて、
またその過程で歪んでしまい死ぬことになったフィスも救済して現在の形に。
一応ボクの頭の中では
「トラムはティファの事が好きでクラクとの三角関係勃発!」
とか
「セレシアは(自分では気づいてないけど)クラクの事が好きで
知らずうちにクラクとティファのラブラブっぷりに焼きもちを!?」
とかも考えていたんだけど、
設定として盛り込んでみるどころか
シナリオ決定段階ではメンバーにも一切話をしなかったなぁ。
それどころか本編ではいつの間にか
「トラムはセレシアにベタ惚れ!」
ってことに(ボクが)したし……。
謎だなぁ。
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