未来を見つめる少年の凛としたまなこには、
熱き血潮のごとく、あるいは燃えあがる夕陽のごとく赤い、
いちごぱんつが焼きついていた。
けっして「パンティー」ではない。
それは布が少なく、なおかつレースがひらひらとついた、
軽佻浮薄(けいちょうふはく)で華美なる下ばきを連想させる。
かといって「ショーツ」でもない。
それは全く無駄な装飾を排除し、機能のみを追及し、
体に完全にフィットしたスポーティな下ばきの名称である。
パンツとは平面的なテープ状のゴムではなく、
袋縫いしたところにゴムひもを通すことで、
微妙にギャザーを寄せ、
芸術的なシワをかもしだす人類の至宝。
華美なレースを使わず、しかし機能のみとサバけもせず、
ほんのちょっぴり大人の階段に足を踏み出そうとする少女の
未来へのあこがれを余すとろこなく表現している、
へその下あたりに配された小さなリボンの飾り。
そして、イチゴやヒヨコなど、キュートこの上ない柄。
パンティーをもショーツをも凌駕する最強無敵な存在。
それこそがパンツなのである。
……何を言ってるんだ、夏緑さん(笑
こんなこと惜しげもなく書くから
京大大学院卒なのにラノベなんか書いて云々なんて
揶揄する人がでてくるんだろうなぁ。
大学・大学院で学んだ事を活かしてない訳でも無いし、
科学本もいくつか執筆してるんだから
別に院出てラノベ書いてても良いだろうに。
そもそも旦那さんも子供もいるのだから
専業主婦やっててもおかしくないんだし。
しかし、
スナイパーへの報酬をスイス銀行に振り込まないとのくだりは
夏緑さんがゴルゴ13の原作をいくつか担当しているのを知ってると
どうしてもニヤニヤしてしまうな。
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