卑怯だよね。
只管僕を詰ったかと思ったら、今度は同情をかけるような、
哀れむような、わざわざ余計なことで、
僕の美点のように話し、僕の心を弱らせようだなんて。
そうやって僕のさまざまなことを全て犯していくつもりなのか。
卑怯だ。

あああ、馬鹿にされてる気がする。
僕に対して、冷たい人間だとか、
人の気持ちが分からないだとか、もうちょっと人を気遣えとか、
折角みんながこれこれの意見で纏まっているのに乱すなとか、
気持ち悪いとか、何様のつもりなんだろう、
自分を僕を育てている良識のある大人とでも思っているのか。

ふざけるな。
確かに僕は見下されるような人間かもしれないし、
馬鹿にしたらさぞかし面白いかもしれない。
でも、少なくとも、関係ないです。関係ないでしょ? 
僕と何の関係がある。
僕を馬鹿にするだけじゃ飽き足らず、
その馬鹿を自分たちの意見を押し付けて、
まっとうにした功績者にでもなりたいのか。

それならもっと勉強してくれ。
せめて、
僕の考えている全ての思考に対して明確に正確に理解したうえで、
客観的にそれを分析し、客観的にきちんと話してくれ。
主観主観主観、主観も大切だけど、
度が過ぎると、ただ、自分の増殖方法でしかありませんよ。

そんなに僕を、自分にしたいのか。
そんなに自分の人生はベストだったの? 
少なくとも僕の今の趣向や考えの上でも、
僕の人生よりも自分の人生のほうが、
僕が幸せに生きていると証明できるの? 
僕のこれまでの人生よりも
あなたの僕の年までの人生のほうがそんなに価値があるのか。

リア充? 青春? セックスの日々? 夜遊び? 
それがそんなに楽しいのか。
それがベストなのか。
社会人? 浮気? 努力? 名誉? 
それがそんなに素敵なのか。

それら全てにおいて、僕の人生はそんなにもつまらないのですか。
そんなつまらない人生の中で楽しみを見出している僕はそんなに根暗ですか。
くだらないですか。
僕が感動しているものがそんなに面白くないですか。
僕が好きなものがそんなに気持ち悪いですか。
眉をひそめれば好いと思ってない?

そりゃ人事だよ。
そりゃあなたにとっての好きが存在していることなんて
僕は最初から知っている。
でもなんで、僕にとっての好きが自分にとっての好きと
必ずしも一致しないことが分からない。
好きだけじゃない。
面白さ格好よさ可愛らしさ憧れ感動怒り悲しみ
それぞれそれぞれそれぞれ全て全て全て。

提示なら好い、推奨でもまぁかまわない、
でも、何故、わざわざ僕の大切なものを否定してまで、
そういうものを正しいと言い張れるのだ。
自分の人生に基づいた意見をどうしてそこまで信用できるのか。
結局僕に深く踏み入ることはいやなくせに、
押し付けだけで、何かやったつもりにならないでください。

僕が嫌いでも結構、僕がいやでも結構、
僕に興味がなくても結構、ならば僕に意見するな。
僕に興味があり好きで良かれと思って? 
問題はあなたが言う僕と、
僕自身がことごとく不一致していることなのですよ。
知る努力をするほどでもない興味ってなんだ。
その程度の興味で自分を押し付ける心は病気だぜ。

本当に五月蝿い。大きなお世話だ。僕にかかわらないで欲しい。
僕のためだとか、それは何に対しての見方ですか。
五月蝿い。何でそんなに僕に嫌がらせをするんですか。
僕がそんなに嫌いですか。
それともただただ面白いからですか。
僕が怖くないからですか。
手ごろだからですか。
人間を何だと思ってる。

どうやら僕を自分たちと同じように
心や精神や思い出や知恵や未来がある人間だと思ってない人が
大勢いるみたいですね。
SFの見すぎですか? 
それとも、少しでも常識的でない部分があれば、
それをネタにして馬鹿にして笑っていいっていう
暗黙のルールがいつからかできたのですか。

あまり意識をしなかったってなんだよ。
意識をしてなかったから仕方ないのか。
意識をしていなかった、今からするって何だよ。
結局今の今までそういう
意識が回らない程度の扱いを頭の中でずっとずっとしてたんでしょ。
変わらないよ。変わるわけがない。

アームカット? 自殺? 心の病気? 
僕の過去と結びつけると? 
なにそれ、知らないなら何もいうな。
カテゴライズが好きなのは分かるけど、
カテゴライズするならもうちょっとちゃんとしてよ。
何故理解の及んでないものを勝手に大雑把に判断して、
それを堂々と信じていられるのか不思議。

ああ、五月蝿い。
僕はこんな声よりも、もっと僕が好きな人だとか大切な人だとか、
覚えていたくなるような、忘れたくないような、
そんな声や言葉がたくさん聞きたいんだ。
僕の時間は有限なんだ。僕の精神は有限なんだ。
お願いだから邪魔をしないで。
現実とかそういう話はもう建前でしょ。

頭がおかしいだとか、おかしくないだとか、そういう論議はもういいよ。
僕の頭をおかしいと言えば、あなたたちは楽しめるだろうし、
僕の頭はおかしくないといえば、あなたたちは想い存分説教ができる。
そんなこと分かっている。
僕を人間として認めないけど、僕は甘えるなってことだろ。
分かっているよ。

結局自分の年齢や経験だけが盾の癖に。
僕みたいな若い人間にえらそうにすることでしか自尊心を守れない癖に。
結局自分のコミュニティが全ての癖に。
僕みたいな自分のコミュニティから外れている人間を
見下すことでしか優越感を保持できない癖に。

お願いだから僕に付きまとわないでください。五月蝿い。

僕の頭は僕のものです。
僕以外のものを入れないでください。
僕の頭は僕のものだけで一杯です。
僕じゃないものを入れたらその分僕のものがなくなってしまいます。
なんで僕の欲しくもないものを無理やり頭に入れるんですか。
その分僕の大切なものまでなくしてしまったら、どうしてくれるんですか。

みんなにとっては違うかもしれませんが、
僕にとっては確かに大切なものなのです。
何故踏みにじりますか。
僕がそれを大切にしていることがそんなにいけないことですか。
僕が大切にするものまで、なぜみんなに決められないといけないんですか。
なんぜそんなに僕を思い通りにしようとするのですか。

僕が感謝するとでも? 
みんなのシュッドによって僕は僕にとって一番幸せな人生を送れるとでも。
それで僕が送れなかったら、それが好きになれなかったら、
意見が違えたら、僕のせいにするんでしょ。
僕が悪いんでしょ。
何で頭の中に入れてくるんだよ!

頼むから僕の頭を犯すな。
僕の思い出をかってに纏めるな。
いちいちいちいちいちいちいち、五月蝿い。

五月蝿い。
こんなに静かな夜なのに。
五月蝿い。
何でそんなにみんなみんなみんな僕を嫌い馬鹿にして僕を苛めるの。
なんでほっといてくれないの。
なんで僕をおもちゃにしないと気がすまないの。
僕を苛めたりおもちゃにすることはそんなに愉快? 
そんなに心が痛まない?

自分に責任が届かない人に対する説教ってそんなに楽しいですか。

そりゃそうですよね。
その説教の後、
駄目人間がまっとうになったら自分のおかげだといい気分になれるし、
駄目人間が駄目人間のままだったら
だからお前が悪いんだとさらにまた説教できるし、
駄目人間が終焉したら、自分はあんなにがんばったのに、
とその終焉に対する罪悪感が薄れますからね。

僕は僕だけだ。僕を僕以外にするな。

http://twitter.com/wazurai

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